20161030
<問題>
大宮から京浜東北線大船行きに乗っていると赤羽駅に着いたところで車内アナウンスがあった。
「先ほど京浜東北線神田駅で人身事故が発生しました。この列車は赤羽駅を出発しますが、この先運転を見合わせる可能性があります。池袋・新宿方面へお急ぎの方は埼京線または湘南新宿ライン、上野・東京方面へお急ぎのかたは上野東京ラインのご利用をご検討ください」
いまの状況は、
- 私は2つ先の王子駅で東京メトロ南北線に乗り換えて、東大前駅に行きたい。
- 王子駅には埼京線も上野東京ラインも止まらない。
- 赤羽で埼京線か上野東京ラインに乗り換えれば遠回りにはなるが東大前に行くことはできる。
- 赤羽駅はいますぐにも発車する。この先運転見合わせになるかは不明。
- このまま運転見合わせにならずに王子まで行ければ当初の予定通りでなんの問題もない。
- 仮に隣の東十条で運転見合わせになると最悪数十分の足止めを食らう。
さて、私は赤羽駅で乗り換えるべきか、そのまま乗り続ける方に賭けるべきか。
15秒以内に答えを出してください。
仕事が終わっていないのに有給休暇を取る人 ~「効率的に働いて、しっかり休める職場づくり」について~
10月は「年次有給休暇取得促進期間」らしい。私の職場にもポスターが貼ってあった。
ところでこれは厚生労働省の報道発表時(2016年9月9日)に掲載された資料です。
出典:厚生労働省ホームページ10月は「年次有給休暇取得促進期間」です |報道発表資料|厚生労働省
そしてこれは昨年の報道発表時の資料です。
出典:厚生労働省ホームページ10月は年次有給休暇取得促進期間です |報道発表資料|厚生労働省
「効率的に働いて、しっかり休める職場づくり」
というコピーが今年は無くなっている。なぜ削除されたのか理由はわからないが、このコピーは無くなって良かったと思う。職場にこんなものが貼ってあると、勘違いしてしまう人もいるかもしれない。
「効率的に働いて、しっかり休める職場づくり」
というコピーは労働者・被雇用者に向けたメッセージではなく事業主・雇用主に向けたものである。
事業主は有給取得率100%の職場づくりを進めるべきだが、それはそれとして有給休暇の取得は労働者の権利であるから、このポスターを見たサラリーマン諸君が自身も労働者であるにもかかわらず他の労働者に「仕事が終わっていないのに(効率的に働けていないのに)有給は取るのか」等と言うのは正しくない。
有給休暇取得は労働者の権利であって仕事が効率的かどうかとは別の問題であり、仕事が非効率であることは有給休暇取得を妨げる理由にはならない。本来、有給休暇の日数を差し引いた残りの日数で業務が回るように効率化するところまでが経営の課題である。
厚生労働省の資料によると約3分の2の労働者が年次有給休暇の取得にためらいを感じると答え、その理由に「みんなに迷惑がかかると感じるから」などを挙げているという。
個人レベルの話ではそのような周りのことを必要以上に気にかける人がいるおかげでこちらは有給休暇が取れるし定時で帰ることができるという見方もできるのだけれど、その状態は健全ではないし、自ら進んで損をしている人がいたとしてその人だけが損をしているのならばまだいいが、いずれは労働者全体に跳ね返ってくるだろう。損をしたくなければ仕事が残っていても有給休暇は取りましょう。
20161027
今日は年に数日しかないほどの快適な陽気の日だからこんな日は仕事なんかしていないで散歩でもして、注文していた本が一昨日届いたのでそれを読んでいたいなー。神田の古本屋街に行って、昼になったら蕎麦屋に入って、働いているサラリーマン達を横目に板わさと蕎麦がきで日本酒を飲みたい。
いまポケットを調べたら森永のキャラメルが入っている。フ█ミマで1回の会計が700円を超えると引かせてもらえるくじで当たった。あのくじはいままで700円を超えたら800円だろうが10000円だろうが1回しか引けないものだと思っていたんだけど、この間は2500円程の会計をしたら3枚引かせてくれた。正しいルールなのかは知らないからコンビニ名一応伏字にしておきます。コンビニで2500円も買うなんて馬鹿げていると思う。その時は日本酒の4合瓶を買った。コンビニで普通酒じゃない特定名称酒の4合瓶が買えるなんて便利な時代になったなー。でもコンビニは元々大半は街の酒屋だったのが酒屋ではやっていけなくなりコンビニに変わったのだからどうして酒が売れないのか、売っていて当たり前だと思うのだけれどどうもそうではないらしい。これは予想だけれど、酒屋がコンビニに次々と生まれ変わっていった時代、いまほど多種多様な日本酒は飲まれていなかった。もちろん酒蔵のある地域では飲まれていた。しかし現在のように全国規模ではなく生産量も少なかった。所謂地酒というものが知られていなかった。コンビニになる前の街の酒屋も地酒は元々扱っていなかった。ここで地酒と言っているのは主に普通酒を売っている大手酒造メーカー7社だか10社以外の小さな酒蔵やメーカーが作る特定名称酒と呼ばれる日本酒のことで、酒税法上に地酒の定義はないものの世間でもだいたいそんな認識で使われていると思う。
酒の話をしているがそんなことを書きたかったわけではなくて、天気がいいから仕事をしたくない話をしていたのだが、結局仕事はするしこの文章を書き終わったら会社に着いてしまう。キャラメルの包み紙は確か白い半透明の紙というかフィルムだったのではないか。いま見ているこの森永ミルクキャラメルは銀紙に包まれている。いつ変わったのか全く知らなかった。キャラメルと言えば『シンドラーのリスト』か『戦場のピアニスト』かどっちか忘れたけど1個のキャラメルを家族で分け合って食べるシーンがあって、めっちゃキャラメル食べたくなるんだけど映画が長いから終わる頃には忘れてる。
日本シリーズはちょくちょく見てるけど時間の都合で1試合まるまる見ることができないからいまいち流れを把握してない。周りの人と目に付くところでは広島ファンしかいないけど、自分は以前から特定の球団のファンというのはなくて、地元にプロ野球チームがない県の出身者は大抵そうだと勝手に思ってるんだけど巨人かアンチ巨人かの選択肢しかなかった。ただ12球団の中では日ハムかなーと思っていたので日ハム応援してます。ダルビッシュがいたのと大谷と斎藤佑樹がいるから。
1歳7ヶ月児の活用
1歳7ヶ月になる息子は最近言葉をよく喋るようになり、
「パン たべる」
などの二語文も使えるようになっただけでなく、動詞の活用もできるようになった。とはいえまだまだ不完全で、例えば「食べたい」であれば、
「食べる、たい!」になり、過去形の「食べた」は、
「食べる、た!」となってしまう。
それでも語尾に「-たい」「-た」などを付ければ意味が変わることをなんとなく理解している様子である。なお動詞によってはこれらの活用を完璧に使える動詞もある。「行こう」「やりたい」などは言えるようだ。
このぐらいの月齢の子供は大人の話す言葉を理解していても発音技術が未発達なため、うまく話すことができない。こちらが聞き取れる言葉以上に本人は色々と理解しているんじゃないかと思われる。リスニングだけならTOEICで言えば400点くらいのレベルはある気がする。
ヒトが言葉を習得していく過程をまじまじと観察できて面白いのだが、驚くほど高い学習能力により教えたことをすぐに吸収して、一度できるようになるとできなかった頃の発音を忘れてしまうので、同時にそれが少しさみしい。
映画『プロジェクトX』感想
アメリカのオタク風の子供が親の留守中にホームパーティすることになって最初数人だったのが、友達を呼ぶことになりその友達にも別の友達連れてきていいよって言ったら連鎖的にみんな友達連れてきて最終的に家がクラブ状態になり飲めや踊れや大騒ぎの荒れ放題で収拾つかなくなった映画なんでしだっけ?
— 岩牡蠣 (@shohei_bashi) 2016年10月17日
とツイートしたらズイショさんが教えてくれた『プロジェクトX』という映画を見ました。Amazonで。
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内容は上記ツイートの通りで、イケてない子供が親の居ぬ間にパーティーを開いたら大変なことになったというもの。監督は「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスということもあって、期待して見たけれど、まあ期待通りに面白かったので見て損は無い映画だと思う。ただどうしてもハングオーバーと比較してしまうのでその点からいうと、私はハングオーバーの方が面白い。
まずプロジェクトXは登場人物がほぼ全員子供(というかハイティーンだけど)なのでハメの外し方もまあ言っても大したこと無いというか、まあこんなもんだよな、このぐらいはあるよなという感じ。マイクタイソンの家から虎を盗んだりストリッパーと結婚したり医学生が指を詰めたりしない。
しかも主人公を除くパーティーの参加者はただ参加しているだけでほぼノーリスクなので、ハングオーバーの主人公達と違い人生を棒に振る無茶と刹那の喜びを天秤にかけるような緊張感がなく、それに伴う背徳感から来る快感がない。みんなただ楽しんでいるだけ。だから見ていても「ああ楽しそう」というだけで、「やべえこれ人生終わる・・・」のようなものがなく、逆に言えば安心して見ていられる。しかも子供だからお金も移動手段もなくて、物語のスケール感もずっと小さい。方やラスベガスにタイに、方や田舎の一軒家ですから。どちらに憧れるかと言えば間違いなくハングオーバー。どちらをよりやりたくないかと言えばもちろんハングオーバー。ラストで主人公がなにか成し遂げたみたいに親から皮肉まじりに褒められるのだけど、実際はパーティを企画したのも人を集めたのも友人のコスタで、主人公はただ家を貸しただけなのが見ていて辛い。たぶん主人公だけでは二度とパーティは再現できないし、パーティに参加したとしても隅っこで突っ立っているのは変わらないんじゃないかと思えて悲しくなる。
映画的には、結末提示型で伏線を回収していくミステリータッチのハングオーバーに対して、プロジェクトXは主人公グループの1人が回していたカメラを中心に、パーティ参加者が撮影した映像を繋ぎ合わせたドキュメンタリー風というかほぼホームビデオ風の映像で(誰が編集したんだよというツッコミはともかく)ストーリーはほぼないといったように、本当にただ未成年のパーティーを撮りたかったんだなーという印象の映画で、なんも考えずにダラダラと流しながらウォッカでもあおりながら見るのにちょうどいい映画だと思う。
そんな感じで強いて言うならハングオーバーより良いところはオッパイ(おっぱいじゃなくてオッパイ)がたくさん出てくるところくらいですが、ハングオーバー!が好きなら見て損は無い。
ところで冒頭のツイートで想像してた映画はこれではなかったのだけれど、引き続き情報をお待ちしています。
【ネタバレなし】映画『リセット』感想
Amazonプライムビデオで見た。
- 発売日: 2013/11/26
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あらすじ
ある夜、全世界が停電し、地球上の人々が衣服や靴を残し謎の消失を遂げる。そして電気は一向に復旧せず、夜が日増しに長くなってゆく。そんな中、発電機による光が漏れるバーに消失を逃れた4人の男女が集まった。「今、一体何が起こっているのか?」「なぜ、自分たちは消えなかったのか?」彼らはそこで自らが消えずにいるための方法を探る。そして、闇の恐怖が遅い来る中で語られる《ロアノーク島集団消失時間》。島に残されていた謎の文字〝CROATOAN〟…。それは人類への警告だったのか?そして、明かりを掲げ生き残ろうともがく4人がたどり着いた衝撃の真実とは-!?
(Amazon商品紹介より)
得体の知れない何かが突如として人間に襲いかかり街中の人々が原因不明の消失をする中、偶然生き残った主人公たちが生き延びるための戦いに挑む。果たして"彼ら"は一体何なのか・・・?その目的とは・・・?
Amazonの商品紹介に書かれたあらすじだけを読むと、こんなM・ナイト・シャマランの『ハプニング』『ミスト』や、スティーブン・キングの小説のようなストーリーを想像するかもしれないが、まさかの衝撃の結末に言葉を失った。ネタバレになってしまうのでここには書かないけれど、そうでなくてもとても書けるような内容じゃない。そんなのアリかよ、この1時間半を返してくれ。という感じ。映画館で見なくて本当によかった。もしこれを読んでいる人の中で、真実に立ち向かう勇気と暇を持て余した無駄な時間があり、Amazonプライムビデオ会員ならその目で衝撃の結末を確かめてほしい。これ以上のことは書くことができない。
もちろんストーリーだけが映画ではないとしても、ハラハラドキドキのスリルも展開もなし、手に汗握るアクションなし、迫力ある映像も息を呑む美しい映像もなし、一体どうやって撮影したんだこれ? という映画ならではの映像表現もなし、肝心の謎解きは██████と、見どころがまるでない。ヘイデン・クリステンセンの顔くらいしか本当にない。マジで。
ちなみに邦題は「リセット」だが、登場人物がしばしば口にする台詞はreset(リセット)ではなくrebuild(リビルド)、世界の再構築がおそらくテーマなのだろう。原題は "Vanishing on 7th street" であり、映画の端々にキリスト教のモチーフが出てくるなど聖書のエピソードがベースになっているのだとか。
おすすめ度1です。