牡蠣が食えたら

#牡蠣食えば のサブブログにしました。

金縛りを楽しもう(はじめに)

私は金縛りが好きです。

ですがこの話をして共感されることはあまりありません。金縛りの経験を持つ人が少ないこともあるのでしょう。また、"金縛り=怖い、幽霊" などといったイメージが先行していることもあるかもしれません。実は金縛りとは楽しみ方によってはとても面白いものなのです。私は、金縛りの楽しさを少しでも多くの人に伝えていきたいと思っています。金縛りの楽しみ方について、一度ではとても書ききれないので、何回かに分けて書いていきたいと思います。

金縛りはただの夢

金縛りは霊的なものではなくて、ただの夢です。当の本人はまるで起きているかのような体験をしていますが客観的にはただ寝ている人です。私は家族と一緒にリビングでテレビを見ているときにウトウトして金縛りにかかったことがありますが、後で家族に聞いてみたら特に変わった様子もなく普通に寝ていたと言われました。目も閉じていますのでドライアイの人も安心してください。


夢なのに"起きているかのような体験"というのが金縛りの面白さなんです。起きている気がするのに動けないというのが辛さでもありますが。しかしそれについてはある方法を行う事で動けるようになり、夢の中を歩き回れるようになります。リアルな夢の中を歩き回る事ができるんです。

起きているかのような体験を得られる同じような夢の種類の一つに明晰夢というものがあります。

明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている。

出典:ja.wikipedia.org

金縛りも、慣れている者にとっては夢だと自覚しながら見ている夢なので、広い意味での明晰夢に含まれるのかもしれません。明晰夢も金縛りと同様にかなりリアルな体験ができる夢ですが、個人的には金縛りの方がより現実感があると感じます。(明晰夢でも訓練によって現実感を高めていくことが可能です)
ちなみに金縛りの状態から、目を覚まさずに身体を動かせるようにして、明晰夢の中を自由に歩き回れるようになることもでき、これを業界では離脱と言います。(なんの業界かはわかりません)
私は金縛りも明晰夢も離脱も経験があります。

リアルな夢とは

インセプションという映画をご存知ですか。

インセプション [Blu-ray]

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主人公は人の夢(潜在意識)に潜り込みアイディアを盗み取ることを専門とする特殊な企業スパイ。しかし今回の依頼はターゲットの夢に入り込み逆に潜在意識にアイディアを植え付けるというもの。果たして主人公は危険な任務を遂行できるのか。

とざっくりこんなストーリーなんですが、映画の中で主人公達は夢の中にいるにもかかわらず現実と全く同じように行動しています。いやむしろ現実以上に自由に行動していますが、現実と同じように自分の意志で、自分の思うままに行動しています。
金縛りや明晰夢での体験はまさにこれと同じようなものです。周囲の風景だけでなく、歩く時の感覚や物に触れたときの感触、質感など現実となんら遜色ありません。普通に私達が普段見る夢は、うっすらとした意識の中でぼんやりと映画をみているようなはっきりとしない感覚だと思いますが、金縛りや明晰夢のときに見る夢は意識もはっきりしていて臨場感があります。臨場感があるというよりも、もはや本当にその場にいる感覚です。これが本当に夢なのか、もしかして現実なんじゃないだろうかと疑うくらいのリアルさです。

さらに映画の中で、夢をコントロールする訓練というシーンがあります。街を作り替える、時間を止める、重力を操る、好みの女性を登場させる。こんなことを彼らは夢の中で自由自在に行っています。明晰夢や金縛りで夢をコントロールする感覚もこれに似ています。私はこの映画を初めて観た時、自分がいつも見ている夢はこれだ!と思いました。

夢というのは脳が作り出した映像体験なので、自分の思う通りにコントロールできます。それが明晰夢のようなリアルな夢をコントロールできるとしたらどれほど楽しいでしょうか。空を飛ぶ、海底を歩く、壁をすり抜ける、など文字通り朝飯前です。現実でやったら怒られることとか、逮捕されるようなこととか、あんなことやこんなことも夢の中ではやりたい放題。どうですか、体験してみたいと思いませんか。

金縛りは楽しい

金縛りと明晰夢の違いとか、金縛りの解き方とか、どうやったら金縛りから離脱できるのかとか、今後も書いていきたいと思います。とにかく金縛りは怖くない、金縛りは楽しい、と金縛りに興味を持ってもらえたら良いなと思っています。
今回は以上です。