見えない敵とたたかう人たち

いままで他人のブログなんて読むことがなかったが、自分でもブログを書くようになって最近では人のブログも読んでいる。
有名なブログ、人気があるとされてるブロガーなど、その存在すら知らなかったのに、ブログを書きTwitterなどもすると方々でそういった人達の書いた文章を目にする機会がある。

ブログ見物をしているといつも笑わせようとしている人とかいつも同じようなこと言ってる人とか、こいつ頭おかしいなって奴とか色んな人が色んな事を書いていて面白い。全部が全部役に立つ事ではないけど役に立つとか立たないとかが大事なのではなくて、文章に現れている誰かの書きたかった気持ちとかエネルギーを受け取る行為が楽しい。ということかもしれない。
こいつはこんなアホみたいなこと書いてるし頭おかしいんだろうけど、どうしてもこれを書きたかったんだな。そういうブログを読むと今日も頑張ろうとまではいかないけど、まあちょっとやるかくらいにはエネルギーを貰える。

勿論文章を読むのにもエネルギーを使うから、より大きなエネルギーをもって書かれた文章を読むとその分大きなエネルギーを消費してしまうので結局エネルギー保存の法則を抜け出すことはできない。

有名ブログは人気があるだけあってやっぱりためになることが書いてあることが多いんだけど、たまにあれ?って思うこととか、それは違うだろっていうこともあって、ちゃんと練られてないなという記事もある。
でもそういう中途半端なクオリティのものが中途半端なままに、練りきれてない状態のまま共有できるところがインターネットの面白さなのかもしれないとも思ったりする。
それで練りきれてないものを受け取って、みんなが思い思いに捏ねたり延ばしたり切ったりして、こんなんできましたーってまたネットで発表するインターネットの粘土細工が繰り広げられていて、これまた面白い。


あれ?と思う文章に多いパターンは、想像上の敵と戦っているパターン。思うにこれはインターネットが好きな人が陥りやすい現象で、ブログとか知恵袋とか2chとかどこかで誰かが書いていた情報について、その真偽も確かめずに乗っかって叩いてしまっている人をよく見かける。

例えば誰かが
「渋谷で人が象に乗っていたぞう」
って書いていたとして、これからわかるのは、
「『渋谷に象に乗った人がいた』と言ってる人がいる」
ということと、
「誰かがつまらん駄洒落を言った」
ぐらいのものだ。なのに、
「渋谷に象がいるなんてけしからん!」
とか、
「動物虐待だ!」
などと周りをよく見ずに叩いてしまっている人がいる。

もちろん渋谷に象なんかいないのでこれはすぐに嘘だってわかるんだけど、これが恋愛とか仕事とかジェンダーとか、あるいは政治なんかの話になると、とたんに「○○みたいな奴は許せない!」みたいに事実を見定めないままに批判する人々が湧いてくる印象がある。


とまあこんなことを書いているこのエントリ自体も見えない敵と戦ってるみたいになってしまっている。とにかく自分もそうならないように戒めながらやっていきたいし、あとは特に練りきれてないけどそれは誰かにお任せします。


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