肩書きとしてのミニマリスト

ミニマリストについては3回くらい書こうと思ってやめた。
どうも最近あちらこちらでミニマリストという言葉を見かけるようになったと思っていたが、ついに今朝のNHKおはよう日本」でミニマリストについての特集が放送された。私もたまたま観ていたので感想を書いてみる。

最初に言っておくと私はミニマリストを自称していないので、これはミニマリストではない立場から書いている。

ミニマリストという言葉がその意味とは裏腹に随分と拡大しているようだが、はてな界隈ではどうも半年くらい前からミニマリストが話題に上るようになり、ミニマリストを名乗る人たちのブログが増加したらしい。私は半年前はまだはてなブログに興味がなかったため正確なところは知らない。

乱立するミニマリスト系ブログでは様々なミニマリスト論が語られているが、その乱立ぶりに対してもミニマリストの定義が曖昧だとか、ミニマリストにも種類があるのだなどといった具合に色々な考察がされている。
それはミニマリスト自身によるものもあれば、ミニマリストでない人によるものもあるが、いずれにしろミニマリストという言葉が注目されているようだ。

ひとつ言えるのは、ミニマリストに厳密な定義を求めても仕方がない。というのはミニマリストとはつまるところ個人の生き方や考え方であって、自分自身が納得していればいいのだ。傍から見てそれがスーツケースひとつに収まるほどしか持たない暮らしだろうと、厳選したいいモノだけを持つ贅沢な暮らしだろうと、貧乏節約生活をカッコ良く言っただけだろうと、本人が納得してればそれでいいのだと思うし、他人がとやかく言うことではない。

ところで今朝のおはよう日本を観ていたら、出版社に勤める30代の男性がミニマリストの代表として紹介されていたが、そのインタビューのシーンでテロップに「ミニマリスト 佐々木 典士さん(35)」と紹介されていてなんとも言えない気持ちになった。

例えば北関東に取材に行って、駅前のロータリーに停まっているbB(VOXYでもいい)の運転手にインタビューした映像のテロップに「マイルドヤンキー 土浦 龍斗さん(28 仮名)」って書いてあったらたぶん放送をみた本人に怒られると思う。
ミニマリストという肩書きに同じようなものを感じてしまった。

そんなことを考えながら観ていたら、直後にマイルドヤンキーでおなじみの博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー 原田曜平氏が登場し、ミニマリストと若者文化について解説を与えていた。

原田氏の顔の印象が強いので、マイルドヤンキーという単語を耳にすると私はどうしても氏の顔を思い浮かべてしまい、マイルドヤンキーとは原田氏の様な風貌の人という勝手なイメージが脳内にできあがってしまって困る。

マイルドヤンキーとは異なり、ミニマリストという言葉にはまだ蔑称のニュアンスは無いように思う。しかしインターネットとは恐ろしいもので、流行り言葉はすぐにからかいの対象になってしまう傾向がある。

まあミニマリストがそうなるころには、いまミニマリストを自称している人達はもう次の興味の対象を見つけているのかもしれないが。


ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

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