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クールビズ

クールビズが終了しましたというお触れが出されて、昨日からネクタイを締めて通勤しているが、久しぶりにネクタイを締めようとすると締め方を忘れていて右と左どっちが上だったかわからなくてもたつき、遅刻しそうになる。いやさすがに遅刻しそうにはならない。遅刻するほどにはもたつかないし、本当にそんなに手間取るのならネクタイを掴んでとりあえず家を出て、歩きながら締めればいい。ではなぜ遅刻しそうになると書いたのか。そう書けばネクタイを締めあぐねて時間が掛かっている様子が伝わると思った。しかし実際にはネクタイで遅刻する人はおそらくいないのだから、読んだ人には伝わらないんじゃないか。

環境省のホームページを見た。そこには平成27年度のクールビズ期間を5月1日から10月31日までといたしますと書いてあった。おい、世間はあと1ヶ月あるじゃないか。なんてことだ。なぜひと月前倒ししたんだ。きっと誰かが勘違いしたに違いない。そうやって会社というのは回っていく。

クールビズの目的はラフな恰好で仕事をすることではない。目的は消費電力の削減と地球温暖化の防止で、そのために空調の設定温度を夏場は28℃とし、そのかわり過ごしやすい服装を認めましょうというものなので、節電の方が達成されれば服装なんてどうでもいいと思うのだが、実際にはクールビズを始めましょうだとか終わりましょうだとか指示をだされて、それに従ってネクタイを外したりつけたりしなければならない。
図らずも東日本大震災によって節電意識はいままでよりも格段に高まった結果、空調の設定温度の緩和についていまさら意義を唱えようとする人もいないのではないか。クールビズというスローガンもやめて、服装は各自自由に調節したらいい。いつまでクールビズやってるの?という感じだ。それに明日からネクタイをしろ、などと一々言ってやらなくても、寒くなれば背広を羽織るようになるだろうし、そうすればネクタイもせずにジャケットを着ているのはみっともなくてダサいので勝手にネクタイをするようになるだろう。