牡蠣が食えたら

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blendyのCMに原田知世が出ていたら

blendyのCMが話題になってたけど、いまいち話題に乗っかろうとか俺も一言言ってやろうとかそういう気分にならないのなんでかなあと考えてみて、思い出したらblendy飲んだこといままでなかった。だからどうでもいいのか。某氏が「ブランドイメージ向上のためにやったんだとしたらあのCMは失敗じゃない?」と言っててそれに対して「広告=ブランドイメージ向上は時代遅れ。blendyのミルクは特別濃いというイメージを拡散できた時点で成功」と反論してる人がいたけど、じゃあイメージが拡散したことによっていままでblendy買ってない人が買うかっていうとたぶん買わないと思うんだよなあ。blendyとか缶コーヒーとかネスカフェゴールドブレンドに普段から縁の無い人にとっては、blendyのミルクとかどうでもいい。女子高生が搾った濃い牛乳とか言われてもなあ。コーヒーにミルク入れないし。原田知世は好きだけど。やっぱり原田知世を出さなかったのがいけなかったんじゃないかな。原田知世が出てればみんなあんなに怒らなかった。原田知世が遠くから走ってきてカメラの前ではにかんでるのは実際の映像ではたぶん10秒もないんだけど、感覚的には30秒くらいに感じたあの時をかける少女のエンディングのラストシーンですが、あの映画のエンディングはまだ観てない人がいたら観てほしい。もちろん本編観てからエンディングを観てください。「時をかける少女」は原田知世主演の1983年に公開された映画である。のちに仲里依紗主演によるリメイクや、アニメ版も制作されたので、最近ではそれらの方が馴染みがあるかもしれない。その映画「時をかける少女」のエンディングが素晴らしいので紹介したいんですが、いまさら時をかける少女のネタバレを注意喚起するのも野暮なんですけど、いままで原田知世時をかける少女仲里依紗もアニメ版も小説もどれにも触れたことがなくて、かつストーリーも知らないという人がもしいたらここから先は読まないでどれでもいいんで観たらいいんじゃないでしょうか。というよりもしこの映画を観たことがなければ本編を先に観てからエンディングを観た方が数倍楽しめると思うので、本編を観たことのない方は先に観てほしい。



このエンディングは本編で使われたカットを再現しながら、なぜか役者たちが「時をかける少女」を歌っている。例えば最初のシーン。理科の準備室のような教室の床に原田知世が寝ている。このシーンは本編の重要なシーンである"土曜日の実験室"のシーンと同じショット、同じアングルで撮影されていて、まだ本編が続いているかのような錯覚を呼び起こす。しかし、次の瞬間主題歌「時をかける少女」の軽快なイントロが流れだし、観客はエンディングが始まったのだなと認識する。するといきなり起きあがる少女。頬が汚れている。そしてなぜか歌いだす。後ろから突如やってくる深町。
次のシーンも本編のシーンが舞台になっている。その後のシーンでも本編ではホラーな雰囲気を醸し出していた時計屋のお爺さんまで出演し、リズムに乗って揺れているではないか。「抱きとめて〜」の歌詞に合わせるかのように原田知世に抱きつかれた尾美としのりも、なぜか歌っている原田知世にキョトンとしている。
このようにしてエンディングは進み、ジャッキーチェンの映画でお馴染みのNG集なども挟みつつ、最後には原田知世がカメラに向かって駆け寄ってくる。そしてあのはにかみ顔。なんとも原田知世の魅力を前面に押し出したエンディングだ。すぐにもう一度頭から映画を観たくなるほど原田知世がかわいい。ブレンディ買います。