「感謝のフレーズ」は記事の最初に入れよう

 本日は数あるブログの中から当ブログをお選び戴きまして誠にありがとうございます。どうぞ最後までお付き合いください。


エントリーの最後に「感謝のフレーズ」が入ると一気に冷める件 - Hagex-day info


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 人に何かをしてほしいとき、感謝の言葉は最初に述べたほうがいい。まだなにもしてもらってないうちに、ありがとうございますと言ってしまおう。全てが終わったあとにお礼を言ったところで、これ以上得るものは何もない。目的は達成されているのだから、お礼は先手必勝、旅館の心付を部屋に案内されるや否やアズスーンアズで仲居に捩じ込むのと同じである。

「いやー今日はありがとうございます! 著者さんに来ていただいて本当に助かりましたよ! よろしくお願いしますね!」

 などと、まだこちらが何もしていないのに言ってくるおじさんおばさんがいる。

「いや助かったもなにもまだなにもしてないし、感謝されることをしてやると決めたわけじゃないからな? あと仮にもし万が一俺がこれからとる行動にお前が感謝するようなことがあったとしても、俺は別にお前のためにやったわけじゃないから」

 とはなかなか人は言いづらいもので、最初に感謝の意を伝えることで断りにくくして、相手をコントロールしてやろうという人の弱みにつけこむ実に嫌らしいやり方だ。

 それに比べれば記事の最後に「読んでいただいてありがとうございました」と書くことなど可愛いものである。続けて「この記事が気に入りましたらブックマークやシェアをお願いします」とおかわりさえしなければ。
 感謝の言葉+シェアのおかわりは、まるでチップをねだるウェイターのようだ。目が笑っていない。純粋にサービスに感動すれば言われなくてもチップをやりたくなるが、ねだる気持ちが少しでも透けて見えると、一気にチップをあげる気をなくしてしまう。記事の最後に感謝の言葉やシェアのお願いがあると冷めるというのはこういうことではないだろうか。

 本当に最後までお読みになったんですか? ひとついいことをお教えしましょう。あなたがここまで読むことができたのは、私がこの文章を書いたからです。さあ、感謝するのはあなたの番ですよ。