牡蠣が食えたら

#牡蠣食えば のサブブログにしました。

電話に関するあれこれ


 読みました。

 電話苦手だなーって思う時と、メール打つなら電話しちゃった方が楽だなーって時と、面倒くせえなあって時とあるけど、職場で周り見渡してみても俺は結構電話使う方だと思う。ちなみにテレアポみたいな仕事ではなくて普通の事務系。リストに片っ端から電話して投資用マンションを勧める営業職でもない。
 でも電話が好きかっていうとそんなことないし、できれば電話したくないし、かかってきたら取りたくないし、なんなら一日全く電話しない日もある。

 サラリーマン5年以上もやってて今更アレだがいまだに電話をかけるのが苦手。慣れないともいう。発信ボタンを押す踏ん切りがつかないというか躊躇う。躊躇うなよ。携帯が無かった時代に女の子の家に電話したいけど親父がでたら嫌だなあっていうの、こんな気分なのかな。かけなきゃかけなきゃと思ってるのに、トイレ行ったらでいいやー、コーヒー買ってきたらでいいやー、明日でいいやーってつい後回しにしてしまって全然かけられない。洗濯物を洗濯機に入れて洗剤も入れたのにスイッチを押さないのはダメだと分かってるんだけど、押せない。夕方になって洗濯物取り込もうとしてベランダ出たらまだ干してない! 洗濯機もまだ回してない! いまから干しても乾かない! ってそれじゃあ困るんだけどなんかできない。
 会社名が無駄に長いのと、自分の名前が発音しづらいのもあるなあ。滑舌が悪いのもあるけど自分の名前なのにうまく発音できなくて山田とか小笠原とか全く違う聞き間違えをされる。文字数からして違う。

 電話は無条件に相手の時間を奪うところも気に入らない。立ち話とか簡単な打ち合わせを自席で誰かとしているときに、関係ないところから面と向かって話に割り込んでくる人ってなかなかいないと思うんだけど、電話が鳴ると話を中断して目の前で電話に出るのが当たり前みたいな、そういうのが嫌だ。こっちは対面で話中なんだから出るなよ。電話対電話なら通話中になって先の電話が優先されるのに、電話対目の前の人で電話が優先されるってどういう了見だよ。重要な電話がかかってきたなら優先して貰って構わないけど。

 着信履歴の機能があるんだから後でかけ直せばいいのに。まあかけ直すのもそれはそれで面倒くさいが。かけたのに出なくて、またかけ直すのも嫌だ。マナー的には留守番電話を残す方が良しとされてるんだろうけど、着信履歴残るしいいやーと思ってメッセージ吹き込むことはほとんどない。

 非通知でかけてくるのもやめてほしい。非通知でかかってきて、「○○○○(会社名) ○○(名前)です」ってかしこまって出たら社内の人とか本当にやめて。無駄にした緊張感を返してほしい。

 開口一番「いま電話大丈夫ですか?」と聞く人いるけど大丈夫じゃなかったら出ないんだから聞く必要ない。あれはかけた方が電話をかけることに負い目があって、それを相手に半分背負わせることでストレスを軽減したいだけだ。
 

現にメールで何往復かやりとりをした後に「けっきょく最後は電話で話してまとまったからやっぱりメールより電話だね」とか言う奴を見かけるけれども、それはメールで複雑な情報を整理していって「話さなくてはならない箇所」がクリアになった状態だからこそ電話でケリがついただけだろと思う。電話で何とか落としどころを作れる状態まで単純化させたのはメールの力である。
電話あんま信用してない - ←ズイショ→

 これはその通りで複雑な情報のやり取りには電話は向いてないと思う。メールもそこまで向いてるとは思わないけど履歴が残るだけまだマシで、そりゃあ対面コミュニケーションの情報量には及ばないけど現状ではベターじゃないかと。散々電話したあとに「じゃあいまの話をメールで送っといて下さい」とか言う輩もいるし。ある程度メールでやりとりして、メールを見ながら電話で確認するのが一番いい気がする。

「メールだとニュアンスが伝わらない」とたまに聞くけど、じゃあ電話だと伝わるかと言えばそうでもない気がするし、それがテレビ電話になっても対面になってもそんなに変わらないんじゃないか。その伝えたいニュアンスというのはなんなのか、自分が伝わったと思ってるだけで相手には伝わってないんじゃないのか。という疑問もある。どうすればニュアンスが伝わるのかを考えるよりも、仕事の上ではそういったニュアンスや阿吽の呼吸をなるべく取り除いて細かなことでも確認を怠らないようにしましょうと努力した方が建設的だし、それでもどうしても必要なところだけはひたすら練習して内野の連携を高めればいい。

 おじさんて野球の例え好きだよな。前の上司も野球と恋愛と戦国武将の例えがお気に入りでよく使ってて「近くに上がったフライは自分のフライだと思って処理しろ」とかはわかったけど「外野を2人で守れ」と言われたときは流石に「俺はイチローや新庄じゃないんで」と返したかったけど、そういうのも野球に興味ない人にしてみればわからないんだろうな。

「センターフライをキャッチャーが捕りにいく会社」
 というコピーをちょっと前にTwitterに流れてくる広告で見たけどチームワークってそういうことじゃないと思う。あとキャッチャーが捕ったらキャッチャーフライだろ。

 野球の話おわり。

声だけのコミュニケーションだと刹那的というか、あんまりやり直しがきかない部分があるし。文字でのコミュニケーションだと、こうしようかな、ああしようかな、ここは直そうかな、という風にできる
電話が苦手 - K Diary

 電話を多用する人はやり直しがきかないコミュニケーションをそれが自覚的であるかは別として少なからず相手に強要している。と言えるかもしれない。メールならばやり直しがきくけど、電話が得意な人にしてみれば「そんな程度のこと電話で話した方が早いよ」となるのだろうし、けれどどちらがより伝わっているのかはわからない。俺なんか事前に言おうとすることをメモして頭の中で何回もシミュレーションして完璧だ!ってなってようやく電話かけられるのに、いざ話すと全然上手く話せないので、やっぱりメールの方が楽だ。
 なるべく自分の土俵で戦おうとするのは基本戦略だからどちらが正しいとかではないけど。

 反対に電話では普通なのにメールになるとやたらと攻撃的だったり皮肉屋だったりエキセントリックだったりする人もいるので、そういう人は送信前に上司に検閲してもらえ。

 でもこれは仕事の話であって考えてみたら好きな子には酔っ払って片っ端から電話したり、付き合ってた彼女と2時間3時間も電話したり、学生時代には毎晩電話するためにウィルコム2つ契約してたから電話自体は好きで仕事が嫌いなだけかもしれない。