パプリカを使ったポルトガルの調味料 マッサ
- 作者: 栗山真由美
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2015/04/15
- メディア: 単行本
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いま話題のマッサを作ってみました。最近よく見かけるのでたぶん話題になっていると思います。
マッサとはブラジル出身のF1ドライバーのことではなく、Massa de Pimentãoーーマッサ デ ピメンタオン というパプリカを使ったポルトガルの調味料です。
塩漬けにしたパプリカをペースト状にしたもので、様々なポルトガル料理に使われている定番の味だそうです。
家庭でもよく作られるので、作り方はそんなに難しくはなさそうです。
本やネットで調べたところ、レシピにいくつかのバリエーションがありましたが、今回はあまり手間を掛けずにできるやり方で作りたいと思います。
ポルトガル料理
パプリカやピリピリ(小さく辛みの強いトウガラシ)、バニラといった、ポルトガルのかつての植民地原産の多種多様な食材を取り入れており、ーー中略ーーオリーブ油は調理と味付けの両面においてポルトガルの料理の基本の1つであり、タマネギ、ニンニク、ジャガイモ、トマトが、イタリアンパセリやコリアンダーのようなハーブとともに広く使われている。コリアンダーの葉が料理に多用される点は西ヨーロッパにおいては非常に珍しい。
ポルトガルはユーラシア大陸の西端にあるだけあって魚介類が豊富。イワシやマグロ、タラ、タコなどの魚介料理がよく食べられているようです。
もちろん野菜や肉を使った料理にも美味しそうなものがたくさんあります。山羊と羊の乳から作るチーズも有名みたいです。
ワインに合いそうですね。ついでに代表的な料理も調べましょう。Wikipediaで。
代表的なポルトガル料理
バカリャウ
ーー開いた鱈の身を塩漬けにして乾燥させたもの。干物のようなものですかね。くーねるまるたのマルタさんがコロッケにして食べていたやつですね。味が凝縮して美味しそう。
トリッパ
ーーハチノスと豆をトマトで煮込んだもの。こないだ入った居酒屋ではお通しのトリッパが食べ放題でした。つまみに最高。これもポルトガル料理だったんですね。
ガスパチョ
ーーパンと野菜とオリーブオイルをミキサーにかけた冷たいスープ。スペイン料理のイメージでしたがポルトガル料理にもあるそうです。スペインのガスパチョとポルトガルのガスパチョの違いはよくわかりませんでした。
なんとなくポルトガル料理のイメージができてきましたか?
用意するもの
- パプリカ 2個
- 塩 大さじ4 できれば粗塩
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
パプリカを4等分に切って洗い、種を取り除きます。
ボウルにパプリカを入れ、塩大さじ4をかけて全体に揉み込みます。
小さい器などに移して3日程冷蔵庫に置きます。
レシピによっては、1日から1週間まで漬け込み時間に差がありました。
3日後。パプリカからかなり水分が出てきました。
水気を拭き取りトレイに並べます。この状態で丸1日風通しのいいところに置いて乾燥させます。
ここでもレシピによっては、乾燥させずにすぐミキサーにかけるものや、オーブンで焼き目をつけるものなどがありました。
今回は乾燥させています。
だいぶ乾燥してきました。
乾燥したら、ミキサーにかけます。このとき一緒にオリーブオイルを入れます。
ペースト状になったら完成。真っ赤ですね。フェリペ・マッサの車体くらい真っ赤です。
煮沸した瓶などの密閉容器に入れれば冷蔵庫で2週間くらい保管できるそうです。
試食
ひとさじ試食してみましたら、やはり塩を大量に使っているだけあってかなりしょっぱい。
しかしそれだけでなく、赤唐辛子のような香りと旨味が凝縮されてます。パプリカも唐辛子の仲間だからでしょうか。辛くない豆板醤という感じの味です。(調べてみたら豆板醤は元々唐辛子は入れない辛くないものらしいですね)
パプリカの風味が効いています。
オイルサーディンに乗せて食べてみました。
美味なり。
マッサを活かそうとポルトガル料理について調べてみましたが、冷奴に乗せて食べても美味しそうだと思いました。和食にも使える万能調味料だと思います。
ただ、ほぼ塩の塊なので使い過ぎには注意です。
以上です。
MATTEL 1/18 Ferrari 150 ITARIA F.MASSA 2011
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