牡蠣が食えたら

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「リアル鬼ごっこ」という女だらけのパンチラだらけの抜けないAV

 そんなに書くこと無いです。書かないと奥歯の裏にこびりついた感じがして気持ち悪いので書くだけで感想は特にないです。ネタバレします。この映画は見る必要無いと思います。本当は「イニシエーション・ラブ」が見たかったんですがツタヤには置いてないし、PlayStationStoreっていうPS3から映画がダウンロードできるやつにもなくて、せっかく映画でも見ながら飲もうと思ってたビールとワインをどうしようかと考えながらPS3をいじってましたら、新着ビデオの中に見つけましてもうこんなときでもなければ見ることは無いだろうと金を肥溜めに投げ打つつもりでDLして見てみましたらちゃんと肥溜めに両足突っ込めました。「リアル鬼ごっこ」と言えば声に出して読みたくない日本語でおなじみの山田悠介の小説でして私も高校生の時に苦しみながら読んだことがあるのですが、今日見たのは偶然なんですかね同じ題名の「リアル鬼ごっこ」っていうトリンドル玲奈篠田麻里子真野恵里菜のトリプル主演の映画でして両者の関係は多分ないと思います。前半の支離滅裂さ加減で言えば原作を巧くパロディしていたかなと思わなくもないですが偶然の一致でしょう。たぶん題名だけ借りたとかそういうんじゃないでしょうかね。あと一部トリンドルのシーンではSHELLYの顔だけ借りたんじゃないですかね。DLするまで知らなかったんですが監督は園子温です。ついこないだ「愛のむきだし」を見たばっかりでしばらくはいいかなと思っていたのに、でも「愛のむきだし」はどっちかっていうと嫌いじゃなかったので、そのまま見ることにしました。お金払ってDLしてから気づいたので。これが仮に1800円払って劇場で見たんだとしたら死にたくなりますね。いないと思うんですけど原作のリアル鬼ごっこファンの人がリアル鬼ごっこを期待してこの映画を見たらブチ切れるレベルでした。俺はリアル鬼ごっこファンじゃないので終始なごやかに見させて頂きました。

 この映画の感想を一言で言うと「抜けないAV」です。見所はほとんどエロしかないのに、でもエロが全然魅力的じゃない。興奮しない。そりゃあ女の子がグロテスクに切断されたり痛めつけられたり血が吹き出たりするスプラッターに性的興奮を覚える人々がいるのはわかるので、そういう人達にはもしかしたら良かったのかもしれないけれど、俺はそうじゃないのでそういうシーンは「なんかお化け屋敷の模型みたいだなあ」と言いながらワインをちびちび舐めるしかできないわけですが、かといって普通のエロシーン、パンチラとかにも全然魅力を感じない。こんなに響かないパンチラはそうそうない。この映画で一番良かったシーンは一番始めにトリンドルが川に洗濯に行き着ていたブラウスをおもむろに引きちぎりブラ1枚になると、どんぶらこっこどんぶらこと綺麗な制服が流れてきてそれに着替えたトリンドルが川の水に肩まで浸かってビチョビチョになるっていうシーンなんですが、そこではPS3のコントローラーの右スティックを自在に操りましたがそれ以外はそんなシーンがなかった。パンチラだって「この学校は校則でパンツの色は白って定められてるのかな?」っていうくらいに皆が同じ衣装で工夫が無い。そういう校則が実在したら教えてください。と思ったけど愛のむきだしでもパンツは殆ど皆白だったから園子温的な配慮かもしれないけど。みんなエスパーだよでも白パンツばっかりでつまらなかった真野恵里菜は今回は陸上ユニフォームでの登場でそれはよかった。それから篠田麻里子の結婚式のシーン。せっかくカラフルな下着を付けさせるなら着衣の状態で活かして欲しかった。AVの乳首はエロくないのに地上波の乳首はめっちゃエロいっていうのあると思うんですが、この映画は全体を通して前者のエロく無さを見せられている様でした。いやまあピンク映画じゃないんだからそれでいいんだけれども。

 とにかく感想も中途半端で特に書くべきことも思いつかないですが、オススメは全然しないし特に見る必要はないと思います。ひとつ思ったのは山田悠介リアル鬼ごっこを全力で馬鹿にした映画なのかなということです。