五反田 「おにやんま」
最近は神保町の丸香ばかり行っていたのだが久しぶりに五反田に用事があったので駅前の「おにやんま」へ行ってうどんを食べてきた。
おにやんまへはJR五反田駅の西口から大崎方面に山手線の線路沿いを歩いてすぐ、線路が架かった道路を一本渡ったところにある。距離は近いものの道路を横断するには目黒川寄りの横断歩道まで少し歩くか、駅東口の歩道橋を使う必要がある。
五反田駅西口
奥に見えるのがお店
店内は間口も奥行きも歩幅5歩分程度しかなく非常に狭い。中央のさらに狭い厨房をコの字型のカウンターが取り囲むように10人の客が立つ完全立食。厨房では麺茹で器、天ぷらを揚げるフライヤー、出汁の入って火にかかった鍋、ネギなどのトッピングを行う作業台が並びここに2から3人の店員が立ち常時動き回り次々と来る客をこなしていく。昼時ともなれば店前には15人近く行列ができながら待ち時間はおそらく5分を超えない。この高度に効率化されたオペレーションは見るものがある。
外に券売機が置かれそこで食券を買うと厨房内の印刷機から自動でレシートが刷り出される仕組みになっていて、それを見て順番に麺を茹でているのだろう。店内に案内されるや否やカウンターの上に注文していたうどんが置かれる。
常連客たちはよく訓練されていて、食べ終わっていつまでも饒舌っているものはいない。ロット乱しは許されないのだ。
頼んだこれは特上天ぷら冷やぶっかけ大盛(680円)
写真には撮っていないがゲソ天(120円)を追加した。ゲソ天はセットメニューに入っていないからか、このときは揚げたてを出してくれてとても美味しい。
天ぷらの中身は海老が2つ、サツマイモ、ニンジン、かしわ天。かしわ天というのは鳥肉のこと。
普通の天ぷら冷やぶっかけには海老1本とかしわ天と野菜が一つ入っている。
この店では丸香でいうところの「冷やかけ」(水で締めたうどんに冷たい出汁がかかっている)を「ぶっかけ」と呼んでいる。すだちは入っていない。
麺は歯応えがあって美味しいクセになる味。また行きたい。