牡蠣が食えたら

#牡蠣食えば のサブブログにしました。

【ネタバレなし】映画『リセット』感想

 Amazonプライムビデオで見た。

あらすじ

ある夜、全世界が停電し、地球上の人々が衣服や靴を残し謎の消失を遂げる。そして電気は一向に復旧せず、夜が日増しに長くなってゆく。そんな中、発電機による光が漏れるバーに消失を逃れた4人の男女が集まった。「今、一体何が起こっているのか?」「なぜ、自分たちは消えなかったのか?」彼らはそこで自らが消えずにいるための方法を探る。そして、闇の恐怖が遅い来る中で語られる《ロアノーク島集団消失時間》。島に残されていた謎の文字〝CROATOAN〟…。それは人類への警告だったのか?そして、明かりを掲げ生き残ろうともがく4人がたどり着いた衝撃の真実とは-!?

(Amazon商品紹介より)

 得体の知れない何かが突如として人間に襲いかかり街中の人々が原因不明の消失をする中、偶然生き残った主人公たちが生き延びるための戦いに挑む。果たして"彼ら"は一体何なのか・・・?その目的とは・・・?

 Amazonの商品紹介に書かれたあらすじだけを読むと、こんなM・ナイト・シャマランの『ハプニング』『ミスト』や、スティーブン・キングの小説のようなストーリーを想像するかもしれないが、まさかの衝撃の結末に言葉を失った。ネタバレになってしまうのでここには書かないけれど、そうでなくてもとても書けるような内容じゃない。そんなのアリかよ、この1時間半を返してくれ。という感じ。映画館で見なくて本当によかった。もしこれを読んでいる人の中で、真実に立ち向かう勇気と暇を持て余した無駄な時間があり、Amazonプライムビデオ会員ならその目で衝撃の結末を確かめてほしい。これ以上のことは書くことができない。

 もちろんストーリーだけが映画ではないとしても、ハラハラドキドキのスリルも展開もなし、手に汗握るアクションなし、迫力ある映像も息を呑む美しい映像もなし、一体どうやって撮影したんだこれ? という映画ならではの映像表現もなし、肝心の謎解きは██████と、見どころがまるでない。ヘイデン・クリステンセンの顔くらいしか本当にない。マジで。

 ちなみに邦題は「リセット」だが、登場人物がしばしば口にする台詞はreset(リセット)ではなくrebuild(リビルド)、世界の再構築がおそらくテーマなのだろう。原題は "Vanishing on 7th street" であり、映画の端々にキリスト教のモチーフが出てくるなど聖書のエピソードがベースになっているのだとか。

 おすすめ度1です。