牡蠣が食えたら

#牡蠣食えば のサブブログにしました。

スマートフォンからPC用サイトが見られないwebサイトはクソ

 言いたいことはタイトルに全部書いてある。この話題何周目だよってくらい俺の中では今更なんだけど、世の中の事態は良くなるどころか悪くなる一方らしい。スマートフォン用サイト(以下スマホ用サイト)がますます幅を利かせている。本当にやめてほしい。


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 スマホ用サイト、PC用サイトとはそれぞれなんのことか、はてなブログYahoo! JAPANを例にスクリーンショットを貼っておく。

PC用サイト

Yahoo! JAPAN

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 どちらが見やすい、見にくいかは個人の好みに拠るところだが、スマホ用サイトはPC用サイトの下位互換であることは疑いようもない。それはスマホ用サイトがあらゆる面においてPC用サイトに劣っている、例えば情報量の少なさ、一覧性の悪さ、ピンチインピンチアウトで拡大縮小できない、などの点に見ても明らかである。
 そもそもガラケー時代の使いづらかったブラウジングを改善し、外出先でもPCと同じようなネット環境を実現できることこそがスマートフォン、いやiPhoneの存在意義のひとつであったはず。当時、フルブラウザなんてのもあったが、フルブラウザに使用したパケット通信量はパケホーダイの対象外ですなどと、いま考えれば信じられない環境だった。PCと同じサイトを見ながらインターネット閲覧をするためのスマートフォンを使っておきながら、わざわざガラケー時代の公式サイトのような低次元の、しかも広告の鬱陶しい、らくらくホンのようなサイトを表示されたのでは本末転倒も甚だしい。スマホ用サイトを発明した開発者はあれが見やすいとでも思ってるのだろうか。スマホでもガラケーみたいに使えるサイト作っちゃった俺マジ天才ってか?クソが。なんのためのスマートフォンだよ。スマホ用サイトなんかやめちまえ。

 とはいってもスマホ用サイトの方が字が大きくて書いてあることも少なくて簡単で見やすいという人もいるだろうから、スマホ用サイトの存在自体を無くせとまでは言わない。気に入らないのは強制的にスマホ用サイトを見せようとしてくるwebサイトだ。webサイト管理者だ。webサイトオーナーか? どっちでもいい。こっちはパソコンで見てPC用サイトがちゃんと存在していることを知っている。なのになぜスマートフォンからそれを見せない、頑なに拒否する。そういう独善的なサイトは滅んでほしい。「スマートフォン用サイトができました!」はいはいすごいですね。ぼくちゃんお仕事頑張ったのかもしれないけど、それを見せつけたいが為にいままでの利用者を切り捨ててもいいのかな?

 その辺りちゃんと心得ているサイトは、仮にスマホ用サイトが自動で表示されたとしてもサイト上部の見やすい位置に「PC版へ」などとリンクを置いている。もっといいのは初めからスマホ用サイトなど作らないことだ。「PC版へ」のリンクが一番下にあってスクロールすればするほど次々にコンテンツがロードされて中々一番下に辿り着けないYahoo! JAPANは駄目だ。「PC版へ」のリンクが無いサイトも良くない。そういう時はブラウザのUser Agentを切り替える。いま主に使っているiOSアプリのGoogle Chromeでは「PC版サイトをリクエスト」という機能があって重宝している。
 なお最も酷いサイトはUser Agentを弄っても何をしても、強制的にスマホ用サイトを表示させられる、PC用サイトを見ることができない。大企業のホームページなどに多い。さっさと消えてなくなって株価も10分の1になりますように。

 ちなみに最近の流行りはスマホ用サイトではなくインタラクティブナントカという端末の画面サイズに合わせて自動で画像サイズやレイアウトを調整するサイトらしい。これまでのようにPC用とスマホ用とでそれぞれ別のURLを用意する必要がないためSEO上の効果も期待できるとか言われているそのインタラクティブ云々だが、あのUIは最低だ。余計なことはしなくていいからPC向けに作られたピンチインピンチアウトできるサイトをただ表示してくれ。