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「僕の一票で何かが変わるとは到底思えない」とは思わない

こんな記事を読んだ。

僕の一票で何かが変わるとは到底思えないので選挙には行かなかった | WhiteStyle

内容はともかくとして、
「僕の一票で何かが変わるとは到底思えない」
これは確かにそうかもしれない。何万票のうちの1票がどの候補者に入ろうと大勢に影響はない。この人が投票しようがしまいが結果は変わらない。

しかし私はそうは思わない。
私が常日頃から思っているのは、私という1人の人間の後ろには何百人、何千人の人間がいるということである。
どういうことかというと、私は凡庸な人間である。私という人間、個体は1人しかいないが、国という集団においては私の年齢、性別、職業、年収など属性別に見れば同じような人間はゴマンといる。人口100万人の都市であれば、属性にもよるが20万人はいるだろう。私だけが特別のたった一人の個人であるということはない。

私が何かを選択し、行動するとき、全く別の場所で同じ行動をとる人間が何百人、何千人と存在する。私の選択は私一人の選択ではない。私が考えることは私以外の大勢の人も考えることで、私が考えたことは私以外の大勢の人の考えたことだ。

だから私が誰かに投票すれば、私の後ろの1万人も同じ候補者に投票し、私が棄権すれば私の後ろの1万人も棄権する。
私の一票は単なる一票ではない。私の一票はそんな特別なものではない。

もちろん何の根拠も客観的なデータもない単なる思い込みに過ぎない。