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映画『プロジェクトX』感想

文章

 とツイートしたらズイショさんが教えてくれた『プロジェクトX』という映画を見ました。Amazonで。

プロジェクトX [Blu-ray]

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 内容は上記ツイートの通りで、イケてない子供が親の居ぬ間にパーティーを開いたら大変なことになったというもの。監督は「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスということもあって、期待して見たけれど、まあ期待通りに面白かったので見て損は無い映画だと思う。ただどうしてもハングオーバーと比較してしまうのでその点からいうと、私はハングオーバーの方が面白い。

 まずプロジェクトXは登場人物がほぼ全員子供(というかハイティーンだけど)なのでハメの外し方もまあ言っても大したこと無いというか、まあこんなもんだよな、このぐらいはあるよなという感じ。マイクタイソンの家から虎を盗んだりストリッパーと結婚したり医学生が指を詰めたりしない。
 しかも主人公を除くパーティーの参加者はただ参加しているだけでほぼノーリスクなので、ハングオーバーの主人公達と違い人生を棒に振る無茶と刹那の喜びを天秤にかけるような緊張感がなく、それに伴う背徳感から来る快感がない。みんなただ楽しんでいるだけ。だから見ていても「ああ楽しそう」というだけで、「やべえこれ人生終わる・・・」のようなものがなく、逆に言えば安心して見ていられる。しかも子供だからお金も移動手段もなくて、物語のスケール感もずっと小さい。方やラスベガスにタイに、方や田舎の一軒家ですから。どちらに憧れるかと言えば間違いなくハングオーバー。どちらをよりやりたくないかと言えばもちろんハングオーバー。ラストで主人公がなにか成し遂げたみたいに親から皮肉まじりに褒められるのだけど、実際はパーティを企画したのも人を集めたのも友人のコスタで、主人公はただ家を貸しただけなのが見ていて辛い。たぶん主人公だけでは二度とパーティは再現できないし、パーティに参加したとしても隅っこで突っ立っているのは変わらないんじゃないかと思えて悲しくなる。

 映画的には、結末提示型で伏線を回収していくミステリータッチのハングオーバーに対して、プロジェクトXは主人公グループの1人が回していたカメラを中心に、パーティ参加者が撮影した映像を繋ぎ合わせたドキュメンタリー風というかほぼホームビデオ風の映像で(誰が編集したんだよというツッコミはともかく)ストーリーはほぼないといったように、本当にただ未成年のパーティーを撮りたかったんだなーという印象の映画で、なんも考えずにダラダラと流しながらウォッカでもあおりながら見るのにちょうどいい映画だと思う。

 そんな感じで強いて言うならハングオーバーより良いところはオッパイ(おっぱいじゃなくてオッパイ)がたくさん出てくるところくらいですが、ハングオーバー!が好きなら見て損は無い。

 ところで冒頭のツイートで想像してた映画はこれではなかったのだけれど、引き続き情報をお待ちしています。

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