上野動物園
知見は得られていますか?上野動物園の正門をすぐ右にパンダの館、通称パンダ館があります。運が良ければここでパンダが見られます。
中吉といったところでしょうか。これはパンダの運動場、通称パン動場です。左右に20メートルくらいのガラス越しにパンダが運動する様子を人間が見る場です。パンダ1に対して人間が50くらいいます。見られているのはどちらでしょう。より価値がある動物は?価値とは。
パンダさんはこのあとすぐ楽屋へ下がってしまいました。いまパン動場にパンダは何頭いるでしょう。運動の無い場は運動場と言えるでしょうか。息子に「パンダいないね」と話しかけると、隣に一眼レフを持った全身黒がいました。
「エサの準備ですよ。さっきまでいましたけど、いまエサの時間で後ろに下がって行ったんですよ。いつもこれくらいの時間だから。飼育員は表に出られないから準備は裏でやるんですよね。出てきちゃダメらしいんです。だから裏で、エサを。準備ですね。だからしばらす出てこないですよ。待ってますけどね。私は」
おじさんは誰と話していたのでしょうか。ここは檻の中ですか?私はどこですか。
ここです。象がアレです。距離を感じます。象が本気を出したらこんなワイヤーなど紙縒同然に見えるのですが、手加減している?我々は生かされている。大地に圧倒的感謝を感じます。
エミュの崖です。すぐ上をモノレールが通過します。ダチョウだったら大変です。狭い国土に暮らす日本人の知恵を見る。
大吉。
ガラスとワイヤーの違いは何でしょうか。性格ですか?
鳥類かヒトのどちらかだと思います。
在。本気を出せば逃げられる構造から、手加減されていることがわかります。あるいは高度な知能に触れている。生存戦略としては逃げを試みないことが最も長生きできる可能性がありますが、逃げれば目の前の人間は殺れます。
ここで上野こども遊園地からのお知らせです。
地主には逆らえない。 シェアさせていただきます。