牡蠣が食えたら

#牡蠣食えば のサブブログにしました。

1歳7ヶ月児の活用

 1歳7ヶ月になる息子は最近言葉をよく喋るようになり、
「パン たべる」
 などの二語文も使えるようになっただけでなく、動詞の活用もできるようになった。とはいえまだまだ不完全で、例えば「食べたい」であれば、
「食べる、たい!」になり、過去形の「食べた」は、
「食べる、た!」となってしまう。
 それでも語尾に「-たい」「-た」などを付ければ意味が変わることをなんとなく理解している様子である。なお動詞によってはこれらの活用を完璧に使える動詞もある。「行こう」「やりたい」などは言えるようだ。
 このぐらいの月齢の子供は大人の話す言葉を理解していても発音技術が未発達なため、うまく話すことができない。こちらが聞き取れる言葉以上に本人は色々と理解しているんじゃないかと思われる。リスニングだけならTOEICで言えば400点くらいのレベルはある気がする。
 ヒトが言葉を習得していく過程をまじまじと観察できて面白いのだが、驚くほど高い学習能力により教えたことをすぐに吸収して、一度できるようになるとできなかった頃の発音を忘れてしまうので、同時にそれが少しさみしい。

映画『プロジェクトX』感想

 とツイートしたらズイショさんが教えてくれた『プロジェクトX』という映画を見ました。Amazonで。

プロジェクトX [Blu-ray]

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 内容は上記ツイートの通りで、イケてない子供が親の居ぬ間にパーティーを開いたら大変なことになったというもの。監督は「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップスということもあって、期待して見たけれど、まあ期待通りに面白かったので見て損は無い映画だと思う。ただどうしてもハングオーバーと比較してしまうのでその点からいうと、私はハングオーバーの方が面白い。

 まずプロジェクトXは登場人物がほぼ全員子供(というかハイティーンだけど)なのでハメの外し方もまあ言っても大したこと無いというか、まあこんなもんだよな、このぐらいはあるよなという感じ。マイクタイソンの家から虎を盗んだりストリッパーと結婚したり医学生が指を詰めたりしない。
 しかも主人公を除くパーティーの参加者はただ参加しているだけでほぼノーリスクなので、ハングオーバーの主人公達と違い人生を棒に振る無茶と刹那の喜びを天秤にかけるような緊張感がなく、それに伴う背徳感から来る快感がない。みんなただ楽しんでいるだけ。だから見ていても「ああ楽しそう」というだけで、「やべえこれ人生終わる・・・」のようなものがなく、逆に言えば安心して見ていられる。しかも子供だからお金も移動手段もなくて、物語のスケール感もずっと小さい。方やラスベガスにタイに、方や田舎の一軒家ですから。どちらに憧れるかと言えば間違いなくハングオーバー。どちらをよりやりたくないかと言えばもちろんハングオーバー。ラストで主人公がなにか成し遂げたみたいに親から皮肉まじりに褒められるのだけど、実際はパーティを企画したのも人を集めたのも友人のコスタで、主人公はただ家を貸しただけなのが見ていて辛い。たぶん主人公だけでは二度とパーティは再現できないし、パーティに参加したとしても隅っこで突っ立っているのは変わらないんじゃないかと思えて悲しくなる。

 映画的には、結末提示型で伏線を回収していくミステリータッチのハングオーバーに対して、プロジェクトXは主人公グループの1人が回していたカメラを中心に、パーティ参加者が撮影した映像を繋ぎ合わせたドキュメンタリー風というかほぼホームビデオ風の映像で(誰が編集したんだよというツッコミはともかく)ストーリーはほぼないといったように、本当にただ未成年のパーティーを撮りたかったんだなーという印象の映画で、なんも考えずにダラダラと流しながらウォッカでもあおりながら見るのにちょうどいい映画だと思う。

 そんな感じで強いて言うならハングオーバーより良いところはオッパイ(おっぱいじゃなくてオッパイ)がたくさん出てくるところくらいですが、ハングオーバー!が好きなら見て損は無い。

 ところで冒頭のツイートで想像してた映画はこれではなかったのだけれど、引き続き情報をお待ちしています。

【ネタバレなし】映画『リセット』感想

 Amazonプライムビデオで見た。

あらすじ

ある夜、全世界が停電し、地球上の人々が衣服や靴を残し謎の消失を遂げる。そして電気は一向に復旧せず、夜が日増しに長くなってゆく。そんな中、発電機による光が漏れるバーに消失を逃れた4人の男女が集まった。「今、一体何が起こっているのか?」「なぜ、自分たちは消えなかったのか?」彼らはそこで自らが消えずにいるための方法を探る。そして、闇の恐怖が遅い来る中で語られる《ロアノーク島集団消失時間》。島に残されていた謎の文字〝CROATOAN〟…。それは人類への警告だったのか?そして、明かりを掲げ生き残ろうともがく4人がたどり着いた衝撃の真実とは-!?

(Amazon商品紹介より)

 得体の知れない何かが突如として人間に襲いかかり街中の人々が原因不明の消失をする中、偶然生き残った主人公たちが生き延びるための戦いに挑む。果たして"彼ら"は一体何なのか・・・?その目的とは・・・?

 Amazonの商品紹介に書かれたあらすじだけを読むと、こんなM・ナイト・シャマランの『ハプニング』『ミスト』や、スティーブン・キングの小説のようなストーリーを想像するかもしれないが、まさかの衝撃の結末に言葉を失った。ネタバレになってしまうのでここには書かないけれど、そうでなくてもとても書けるような内容じゃない。そんなのアリかよ、この1時間半を返してくれ。という感じ。映画館で見なくて本当によかった。もしこれを読んでいる人の中で、真実に立ち向かう勇気と暇を持て余した無駄な時間があり、Amazonプライムビデオ会員ならその目で衝撃の結末を確かめてほしい。これ以上のことは書くことができない。

 もちろんストーリーだけが映画ではないとしても、ハラハラドキドキのスリルも展開もなし、手に汗握るアクションなし、迫力ある映像も息を呑む美しい映像もなし、一体どうやって撮影したんだこれ? という映画ならではの映像表現もなし、肝心の謎解きは██████と、見どころがまるでない。ヘイデン・クリステンセンの顔くらいしか本当にない。マジで。

 ちなみに邦題は「リセット」だが、登場人物がしばしば口にする台詞はreset(リセット)ではなくrebuild(リビルド)、世界の再構築がおそらくテーマなのだろう。原題は "Vanishing on 7th street" であり、映画の端々にキリスト教のモチーフが出てくるなど聖書のエピソードがベースになっているのだとか。

 おすすめ度1です。

ガッキーのドラマ

逃げるは恥だが役に立つ 第1話|TBS FREE by TBSオンデマンド(無料動画)|TBSテレビ
 最近はテレビを見る人がそもそも少ないこともあって、リアルの友人関係や職場で「同じ番組の感想を語り合う」状況が発生することが滅多になく、まず同じ番組を見ている人が見つからないしなぜかテレビの話が躊躇われているような風潮もあって、どちらかというと「うちテレビないんですよー」みたいな謎のアピールをする人が多いもんだからとにかく同じテレビ番組の話をリアルワールドでやった記憶がない。多分その状況はワールドカップ決勝トーナメント出場をかけたグループリーグ最終戦、キックオフは日本時間夜9時(放送開始は8時)実況はわたくしジョン・カビラがお送りします。の翌日くらいしか発生しないんじゃないかな。

 その点インターネットは凄くて毎日毎日色んな人が色んなテレビの感想を書いたり読んだりしている。テレビの話をしたけりゃとりあえずインターネットしろみたいな状況になっている。私も趣味でインターネットをやっているので、ブログっていう個人が日記を書いたりそれを別の個人が読んだりするジャンルのホームページを定期巡回してたまにキリ番のイラストをもらったりするんですが、そこで今放送中の「逃げるは恥だが役に立つ」というTBSのドラマがなんか話題になっていたので、ほーっと、へーっと読んでいたら無性にそのドラマが見たくなってきた。すると検索したらTBSのサイトで放送終了後7日間は無料で見られるじゃないですか。ラッキー! ガッキー*1かわいい! って、どうせほっといたらyoutubeに違法アップロードされるからそれならいっそ公式でやってしまおうということなのか、次回以降の視聴率獲得のための宣伝なのか知らないけど、いずれにしろネットで合法にガッキーが見られる。すごい。かわいい。合法ガッキーかわいい。スマホからは専用アプリがないと見られないというクソ仕様ですが、ガッキーのためなら専用アプリを落とすのも吝かでないぞ! ぞ〜! という意気込みでPCで見ました。あわよくば、わしも感想でも書いたり読ませたりしちゃろ〜って。それで見ましたけど、これガッキーかわいい以外の感想なんてないでしょ。あるけどいらないでしょ。ガッキーでしょ。なんというかもうガッキーが動いてる! ガッキーがちゃんと生きてる! それをこの目で見てる! ありがとうガッキー! ありがとうブロードバンド! という動画でした。なんかドラマ? っていうのにはストーリー? っていうのがあるらしいんですけど、ずっとガッキーを見ていたのでよく覚えていないんですがその点は実は原作の漫画を読んだことがあるので多分大丈夫でしょう。たしか網戸からかわいい女の子が突然入ってきてなぜか一緒に暮らすことになって主人公が能力に目覚めて地球を救う話だったと思うけど、最後は月に帰っちゃうんじゃなかったかな。それで翌朝目が覚めると何もかも元通りで、ああこれは夢だったんだって、俺は37にもなって童貞でデートも一度もしたことなくて寂しさと惨めさのあまり脳が作り出した幻だったんだってカーテンを開けると部屋がいつもより明るい! 100ルクスくらい明るい! 夢じゃなかった! ありがとうガッキー! 網戸を通り抜けられるサイズのガッキーかわいい! 俺はこれからも1人で生きていくよーガッキーーー! なんならもうガッキーがただひたすら家事をしているだけのドラマでもいい気がしてきた。以下はそれ以外の感想です。

  • ガッキーかわいい
  • かわいさのあまり動悸がとまらない
  • 石田ゆり子の部屋がFrancfrancの売り場にしか見えない
  • 漫画とイケメンの傾向違くない?
  • 男の部屋はモデルルーム風。ペンダントライト多すぎ
  • フジテレビの放送禁止を思い出すドキュメンタリーパート
  • 石田ゆり子美人すぎる。漫画はもっとおばさんぽかった。
  • 真野ちゃんかわいい
  • ガッキーかわいい
  • 男のズボン青すぎ
  • 会社に一番近いコンビニがNEWDAYSなのかな
  • 黄色いニットのTシャツの破壊力
  • ガッキーのスマホに貼ってあるシール何?
  • ガッキーの「萌える」が男目線では全くわからないけど、たぶんリアリティがあるのだろう。いい
  • この歳でモデルルーム風デザイナーズマンション(おそらく持ち家)に住んでる男ならそこは霧ヶ峰じゃなくてダイキンでしょ
  • 石田ゆり子はジュークよりもムラーノ乗ってそう
  • 館山でリーフかー
  • ガッキーかわいい

 来週も見たいです。ただこの漫画ひとつだけ許せない場面があって、みくり夫妻の家に遊びにきた同僚の沼田が寝室のドアを勝手に開けるっていうシーンなんですけど、予告見るに多分来週は古田新太がそのシーンをやるんでしょう。あのシーン以降に周りの人たちが「この夫婦なんかおかしいぞ?」と疑念を持ち始める流れになる、そのために挟み込んだシーンなんだろうけど、寝室はもちろんのこと人の家のドアを許可なく開けるの最悪だし普通に死ねって思った。あのシーン以降、沼田がゲイとか関係無しに普通にただの気持ち悪いおっさんにしか見えなくなった。このドラマがどういう筋書きを辿るのかは知りませんが。

手間をかけないパンと、筋肉痛になるピザ作り

オーブンを購入してから、週に2、3個ほどパンを焼いている。
私が焼くのは主食用のシンプルなパンで、主に朝食や子供のおやつとして食べている、非常に手間のかからないパンである。
目指しているのは炊飯器で米を炊く程度の簡単さ。材料は小麦粉と水、砂糖、塩、イーストのみを使用したバゲットのようなハード系のパンである。最近はこれに芥子の実を入れることもあるが、とにかく簡単であり、半分寝ていても酔って帰ってきても作ることができる。

極力手間を抑えるための工夫として、

  • 捏ねない
  • 寝かさない
  • 発酵は1時間
  • 成形しない

など一般的なパン作りの工程を省略している。

このことにより、

  • 生地は捏ねずにボウルの中でヘラで混ぜるだけなので、洗い物が少なく手も汚れない。
  • 寝かせたり、発酵に時間を取らないので出来上がるまでにかかる時間は準備を含めて1時間半程度。
  • 成形はしないので打ち粉をする必要がない。片付けが楽。

などのメリットがある。

さすがに無洗米ほどとはいかないが、米を研いで炊飯器で炊くレベルの手軽さは実現しているんじゃないかと思っている。それでいて見た目はともかく味は売っているパンに負けないパンを焼きたてで食べることができる。特に食パンなど柔らかいパンよりもバゲットなどのハード系のパンが好きな私にとっては自宅で食べる分には十分な仕上がりになっている。しかも1個あたりの原料費は80円程度である。

作り方はこちら。
shohei.hatenadiary.jp
















話は変わり、昨日ピッツァを作ってみたが、まず20分以上全力で捏ね続けなければならない上に、発酵に6時間以上、トマトソースを作り、具材を揃えて、更に生地を伸ばして成形し、となにからなにまで手間がかかる。とても美味しかったが出来映えとしては60点といったところでまだまだ改良の余地がありそう。そして今日は肩から腕にかけて筋肉痛である。

日清 パン専用小麦粉 2kg

日清 パン専用小麦粉 2kg

保坂和志の新刊が出る


 2016年10月、『遠い触覚』以来約1年ぶりとなる保坂和志の新刊『地鳴き、小鳥みたいな』『試行錯誤に漂う』の2冊が、講談社みすず書房からそれぞれ発売されることが6日わかった。(私が)

 『地鳴き、小鳥みたいな』は、群像2016年4月号に掲載された同名の小説を含む短編集らしいが詳細は不明。新潮2016年5月号掲載の『キース・リチャーズはすごい』は収録されるのだろうか、それとも出版社が違うからされないのか。

地鳴き、小鳥みたいな

地鳴き、小鳥みたいな


 『試行錯誤に漂う』は、みすず書房のPR誌「みすず」に連載されているエッセイをまとめたものと思われる。個人的にはこちらを是非読みたい。それからおそらくこの本とは関係ないけれど、別の雑誌でカフカの『城』について保坂和志が書いていたのがまだ途中だった気がするのであれの続きも読んでみたいからどこかで書いてくれないかなぁ・・・・・・

「僕はとにかく国語的にはだめでも、ちゃんとイメージを伝えたい」――書くこと、考えることの自由を体現する小説家の最新エッセイ。
近刊情報 : みすず書房

試行錯誤に漂う

試行錯誤に漂う


 また保坂和志のホームページによると新刊の発売にあわせて本日7日15時より講談社にてトークイベントが行われるらしい。こちらは既に満席となっているが、トークの模様は動画で後日配信される予定とのこと。

追記

カバーができたそうです

追記

10月7日のトークの様子がyoutubeにアップロードされました。
www.youtube.com

はてな題詠「短歌の目」第十一回9月

短歌の目第十一回9月お題です - はてな題詠「短歌の目」
お久しぶりです。2016年9月の日本からお送りします。


1. 星
期待した人が勝手につけてった星がどんどん奪われていく


2. 吹
吹くなその風は腐敗と発酵の境界も曖昧にするから


3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
こんにちは1リットルのはちみつと交換したい妹の声


4. 川
葡萄虫握る掌川石斑魚ペットボトルの水槽の中


5. 秋刀魚
夢で見た秋刀魚の群れが新潟の水槽にいる夏の思い出


6.テーマ詠 秋
牡蠣食べたい。それ以外は特に言うことはない。


以上です。